こころの病気や障害は、今の医学をもってしても血液検査や画像検査で迅速に診断できるものはまだ少ない状況にあります。そのため、診察の中でくわしく状態をお伺いさせて頂くことが必要になります。
また「明らかに独立した1つの病気」というよりも、「たまたま同じ症状と経過であっても、実は様々な病態が混在したもの」と考えられるものが少なくありません。
暫定的診断をすることで、見通しや今後の対策が立てやすくなるメリットがあります。デメリット(レッテル貼りだけになり逆に不安を与えてしまうなど)の点も踏まえつつ、丁寧な診察、ご説明をさせて頂ければと考えております。経過を追う中で診断が確定しましたら、その時点で再度病名のご説明とさせていただきます。
摂食障害
(主な症状)
太ることへの恐怖感が強く体重が減少していく拒食症
食べることでストレスを発散を発散してしまう過食症
など
PMS
(主な症状)
月経前に身体症状および精神的に不快になる
情緒不安定になる
気分が落ちこむ
イライラする
など
更年期障害
(主な症状)
体のほてりなどの身体症状および精神的に不快になる
情緒不安定になる
気分がおちこむ
イライラする
など
身体表現性障害
(主な症状)
内科などで異常はないと言われたが、体調が悪い
周りの人にも理解してもらえない
など