不眠症

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<4つのタイプの症状>

入眠障害
 寝つきが悪く、なかなか眠れないタイプで、心配事やストレスなどによって起こりやすくなります。入眠障害は、不眠症の中では一番よく見られるタイプです。
中途覚醒
 寝つきは良いものの、寝ている途中に起きてしまい、その後なかなか眠れないタイプです。
早朝覚醒
 朝早くに目が覚めてしまい、そのまま眠れなくなってしまうタイプです。うつ病の患者さんや高齢者に多く見られます。
熟眠障害
 睡眠時間は十分とれているものの、眠りが浅く、目覚めたときに「ぐっすり寝た感じがしない」熟睡感のないタイプです。高齢者や神経質な人に多く見られます。

 現在、日本では成人の約5人に1人は睡眠に関してなんらかの問題を抱えていると言われています。不眠症の原因としては,「環境要因」「生理的要因」「心理的要因」「生活習慣的要因」など、さまざまな原因があります。 最近になって不眠を訴える方が多くなっている背景には、ライフスタイルの多様化、人口の高齢化、ストレスなどがあるようです。不眠症はけっして珍しい病気ではなく、誰もがなる可能性があります。また、うつ病など他の精神疾患の症状の一つとして不眠症が現れてくる場合もあります。「眠れない」ことでお困りの場合、他の病気のサインかもしれません。早めに根本的な原因を探ることも重要です。