注意欠如・多動症(ADHD)

<主な症状>

不注意
 詰めが甘い、ケアレスミスが多い
 約束やしなければならない用事を忘れやすい
 忘れ物が極端に多い
 話を聞いていないように見られる
多動・衝動性
 じっとしてられない
 自分の言いたいことを一方的に話しがち
 思いつきの勢いでものごとを進めやすい
 飽きっぽく見られることが多い

 成人になるまで、発達障害と診断されなかった方では、一般にその特性の程度が軽いことや、それを補う能力を持っていること、周囲からサポートが良好であったこと、適性の合った進路を選択された方などが多いのでないかと思われます。学生時代には大きな問題とならなかったことが、社会人になる、人との交流が増える、責任を持つ立場になるなど環境が変わり、困難を抱え、不安・抑うつや身体症状が出現し苦悩され、辛い状態となることがあります。お困りの症状に加え、特性を踏まえ、薬物療法や生活のアドバイス、心理社会的な支援などを用いて、生活の安定に役立つように診療を行いたいと考えています。